『亡国のイージス』福井晴敏

誰も見てないだろうということでコッソリ。 恥ずかしながら、実は福井晴敏の作品を今まで読んだことがなかった。 もちろん、名前を耳にする機会も多く、個人的に強く興味を持っていた作家だったのだが、悪い癖で、そういう「気になる」作家の作品ほど何故か…

リモコンが壊れそう

スポーツイベント多すぎるんじゃー シンクロ 女子シングルフリーをちょっとだけ見る。ラスト3人くらい。 ……ドデュ(フランス人の名前は表記が難しい)の点数がありえないんですけど。 これ見せられた後「逆転にはこれを上回る点を…」とか言われても困るだろ…

「衛生兵〜!」

京都四条寺町に面白いメイドカフェがあるということで、見学に行ってみた。 この店の掲げる特徴的なコンセプト。それは、「ミリタリー(!)メイドカフェ」。 本格的サバゲーグッズショップの2Fにあるこの店、店員の着ているメイド服は全て迷彩仕様(彼女達…

『エピタフ』あせごのまん

短編3本の作品集。これまたE中さん提供。 「墓碑銘」 作者が長年書きたいと暖め続けていたネタだそうな。 確かに、妖怪やら民俗学やらを絡めたホラー物語のプロットとしては優れているかもしれない。 (ちょっと型にはまりすぎてる気もするが、この手の話で…

『ΑΩ』小林泰三

この世で最も過酷な仕事といえば某宇宙戦艦の第三艦橋のクルー、という笑い話がその筋ではあるそうだ(実際にあそこに人が乗ってるわけではないのだろうけど)が、高い能力とモラルを求められる一方でその待遇が明らかに割に合っているとは思えない仕事とい…

『僕僕先生』仁木英之

第18回日本ファンタジーノベル大賞・大賞受賞作品。 毎度ながら本の提供はE中さん。 日本ファンタジーノベル大賞と言えば、日本に数あるファンタジー系の小説賞の中で、唯一と言って良い「非ライトノベル」の賞で、相当真面目な文学賞だというのが私の印象だ…

千と千尋の神隠し

実はまだ見たことがなかったのだ。 前半はすごい面白かった。 「これはトトロを超えるか!?」と期待させられるクオリティ。 それだけに、後半銭婆が出てきてからの展開が無駄に複雑すぎて、若干消化不良気味だったのが残念。 最後の湯婆の謎掛けも、何故正…

徒然20070131

ご無沙汰しております。 長期のブランクの間のあれやこれはとりあえず無視してここ数日の話。 機械 正直、文脈を見ても、論旨から言っても、この人の立場から考えても、何故この発言がここまで非難されるのかさっぱりわからない。 男女同権という皮を被った…

読書とか20061124

石川賢が亡くなったと聞いてショックを受けた人も多かろう、と思っていたら、灰谷健次郎が亡くなったと聞いた私の方がショックだった。 『太陽の子』は何度も泣いたなぁ…… 念願だった乾くるみ『匣の中』を入手。 しかし、いざ読もうとして『匣の中の失楽』の…

『ヒカルの碁〜佐為編〜』

ジャンプを読まない人なので、当然この作品も未読だった。 しかし、序盤数巻あたりを読んだことはあったので、だいたいの設定と人物関係は知っていた所に、作品中盤のクライマックスである「塔矢名人VS佐為」の最初の部分だけ偶然連載を読む機会があって、こ…

『「御宿かわせみ」シリーズ14〜26巻』平岩弓枝

邪魅が非常にしんどい読書だった反動か、スイスイと気持ちよく読めるこのシリーズは心のオアシス状態。 14巻・15巻あたりからシリーズは「第二部」の様相を呈しているが、これが「第一部」よりもずっとエンタテイメントに満ちた作りになってきていて、益々好…

20061029

新庄 役者だなぁ。 張本さんは「喝」入れてたし、実際その通りだとは思うんだけど、最後の打席での涙や真っ先に胴上げされたシーンなんかは、「ドラマチック」な野球で魅せる、新庄の真骨頂と言えたと思う。 ちゃんと三球ど真ん中に直球で投げたドラゴンズの…

『邪魅の雫』京極夏彦

某所で見た作者インタビューでのやり取り(うろ覚えだが)。 「今回、益田や青木と言ったサブキャラクターが中心になってますが、これはどういった狙いで?」 『この程度の事件、彼らで十分でしょう』 まさにこれに尽きる作品。 「この程度の作品」、できれ…

レッドソニア

「コナン・ザ・グレート」のパラレルワールドの話らしい。 コナンで人気の出た若いシュワちゃんも出てる。 まぁ、それはいいとしてだ。 「よくぞ選んだ。それこそ名刀ストームブリンガーじゃ」 (主人公が剣の師匠の元を旅立つ時に剣を与えられるシーン) そ…

邪魅

本を発売日に書店に買いに行くなんて、随分久しぶりのことのような気がする。 当初、昨年夏の映画公開にあわせて出るはずが、9月まで延期。 延期になったと思いきや、作者自身からの「9月発売なんて聞いてない、出版社が無理やり入れた仕事でヘトヘトなのに…

死んだらおどろいた

最後にTVで見たのはNHK大河『義経』の源三位頼政だったかな? 数年前まで元気にトーク番組に出てた気がしたのに、すっかりやせ衰えて、言葉運びももたつくような、隠し切れない老いの陰が見えて、驚いたのを憶えている。 それでいて、独特のよく通る声からは…

49999

とりあえず不戦敗だけは回避できたかな?(笑) それでも周辺機器+ソフト1本で6万↑だからねぇ。 あんまり変わった気がしないのが正直なところ。 ただ、HDMI端子を標準搭載に規格変更したことだけは評価できるかな。 元々標準規格に入ってなかったことの方が…

好奇心

未だに見苦しい自説を展開して反論を続ける某作家。 この人は、最も重大な点から目をそらしてる気がしてならない。。 それは、「母親は時に我が命を投げ出してでも子を守ろうとする」と言うことだ。 「SEXしたい」「子供産みたい」 確かに、生物ならその欲求…

捲土重来

最近のゆでたまご先生は神がかっておられる。 正直、ビッグボンバーズが忘れられずにきっちり取り上げられただけでも、オールドファンには涙の海で溺れ死にそうなくらいのサービスなのに、この展開ときたら、もうね…(笑) このタッグトーナメント編に入って…

20060915

Hierophant いかんなぁ。 先代の法王は教義的には非常に保守的な路線を守った一方で、宗教間の和解に大いに尽力したことによって、世界的に大変な人望があった。 亡くなられた時には日本でも多くの寺がその死を悼む会(先方に配慮して正式な宗教的儀式は避け…

平岩弓枝『御宿かわせみ』シリーズ1〜13巻

子供のころ、水戸黄門や遠山の金さんなどといった時代劇を見ては、そのマンネリズムを嘲ったりしていたものだが、不思議なもので逆に最近はそうした定型文的な作りのドラマ(主に時代劇)の方を好むようになってきた気がする。 一つには、日本のドラマ事情が…

『タイタンズを忘れない』

夜更かしをしてたら偶然発見。 引き込まれるようにそのまま最後まで見てしまった。 内容はアメフト版スクールウォーズ。 ただし、テーマはアメリカらしいというか、不良生徒の更正などではなく、白人・黒人間の人種差別が混成アメフトチームの活躍で次第に融…

Killer

坂東眞砂子へのバッシングがすごいらしい。 で、気になったんで読んでみた。 ……いやぁ、ダメだわ。このおばちゃん。 まだ「人間は万物の霊長、故に私は猫たちの世界においては神なのよ!」とか言ってくれた方がよっぽど納得できる。 まぁ、確実にフランスの…

惑星・2

12個以上まで増える、と思いきや、今度は一転、8個まで減らす案に方針転換だとか。 まぁ、12個案でも冥王星クラスの天体は惑星とはするものの、新たに「冥王星級惑星」という新ジャンルを設けて云々、って話だったから、分かりやすさという点では8個案の方が…

ココナツ珈琲

夏の魔王にしてMJ界の帝王・エルビー食品のパックジュース。 もう、名前を見ただけでヤバさがプンプンと漂ってくる辺り、さすが帝王の貫禄と言うべきか。 案の定、きついココナツの香りと、甘ったるいの「たるい」の部分だけがひたすら強調されたようなその…

惑星

惑星の数が最大で一気に12個増える新定義が検討されているらしい。 この定義によれば、少なくとも3個(冥王星の衛星、冥王星の外の新惑星、火−木星間の亜ステロイドベルトの小惑星)が惑星として認定される他、冥王星の外部にある現在研究中のいくつかの天体…

賢?人

文化庁長官・河合隼雄先生が脳梗塞で倒れて重体だとか。 学会においては既に過去の偉人という見方もあったようだが、世間一般において彼の書いた著作の影響は非常に大きく、やはり現在進行形でその筋における第一人者であった、と言うのは決して間違いではな…

2006・夏

午後の紅茶スパークリングレモン 紅茶+炭酸飲料というのは歴史上成功したためしがない。 かくいう私も高校生の時にLiptonのティーソーダで痛い目にあった記憶がある。 そんなわけで、MJ探究心の一環から購入してみたのだが、あにはからんや、これが結構いけ…

リバイバル

話題の巨人の星花形編を読む。 ……多分天国で梶原一騎が泣いてると思った。 いや、つまらなくはないんだけどね。 ただ、なんつーかこれは巨人の星じゃねーだろう、というだけで(笑) 「今どきの人には泥臭い努力をする星君より花形君の方が受け入れられやす…

弾幕

声優の鈴置洋孝氏が肺癌で亡くなったそうな。 もうあの「左舷弾幕薄いぞ」が聞けないのかと思うと寂しい。 バンダイあたりは大変だろうな…