息抜き

近くのブックオフに行く。
欲しいモノは見当たらなかったので、適当に息抜き用の本を購入。
それにしても、漫画はスゴイけど小説とかその他の書籍はダメだなぁ。この店。

とりあえず、何年ぶりになるのかもう覚えてないほど久しぶりに、菊地秀行の看板シリーズを読んでみた。

「魔界医師メフィスト・黄泉姫」

メフィストは回毎に「アタリ/ハズレ」が結構あったりするけど、これはアタリだった。こういう敵を平然と出してきてしかも一冊で終われてしまう辺り、並の感性と技量ではないなぁ、と。
作中の、情景描写に用いられるような小ネタも含めて、菊地秀行の「発想力」は相も変わらずネジが何十本も吹っ飛んでると思う。ついでにちょっとだけ常識も。

魔界都市ブルース・ブルーマスク」

上巻を読み終わった段階だけど、「いつもどおりだなぁ」という良いのか悪いのか判別しがたい読後感。
このシリーズ、「メフィスト」以上に定型化してしまっていて、「エンタメ=刺激力」という個人的な評価枠ではあまりポイントが高くない。でも、それ自体がまた新宿の猥雑さや悲哀といった「ブルース」な雰囲気の構築に役立っていて、なんとなく毎回読めてしまうのは不思議。
まぁ、お気に入りの「人形娘」が出てこないのはちょっと減点かな。

現在は「どすこい」に挑戦中。