フレーズ

今年の流行語大賞について。

「チョー気持ちいい」北島康介

これは流行語だったのか?まぁ、印象的なフレーズであったことは間違いないけれど。
アテネ五輪関係ではNHKアナの体操団体でのセリフが一番記憶に残ってるが、やはり計算されてない言葉だからこその良さを優先したということだろうか。
北島という偉大なアスリートへのリスペクトだと考えれば、それもまぁいいか。

「気合だー!」アニマル浜口

娘より有名なお父さん。でも、実際良い親父だと思う。
この親子のストーリーはそこらのスポコン漫画顔負けなドラマ性があって面白い。
「ハッスル」を上回ってしまったのも、凄いといえば凄い。

「サプライズ」自由民主党幹事長・武部勤

別に小泉サプライズは人事に限ったことではないけれど、確かに武部幹事長という人事は驚天動地の感性だとしか言いようがない。
狂牛病問題で発展的な政治生命を断たれたと思っていたのに、まさかこんな形で復活するとは当人も思ってなかっただろうなぁ。
まぁ、あくまでも山崎氏の代役でしかないわけだけれど、恩義を大事にするこの派閥のカラーに沿ってのことなのか、見事なまでに我が身を呈した弾除けっぷりはいっそ天晴れですらある。

「自己責任」該当者なし

該当者なしか…まぁ、3人+お空の1人は皆拒否するだろうなぁ。
自己責任は自己責任として問われるべきだが、それは政府が彼らを見捨ててよい、という議論とはまた別物であるべきであったのに。
小泉政権のメディア操作の巧みさを感じる事件だった。

「新規参入」ライブドア社長・堀江貴文

いろんな意味で勝ち組な堀江氏。 彼の功績は決して小さなものではなく、プロ野球界にとっては大恩人と言ってよいだろう。しかし、ライブドアはダメ企業だと思うので、結果的に新規参入劇は皆が得をする良い幕引きになったのではないだろうか。楽天だけ損をしてるという話もあるけれど(笑)
個人的には「たかが選手」の方がよかったなぁ。

セカチュー」作家・片山恭一

いつかは読んでみたいとは思いつつ、ヤマアラシのような距離を縮められずにここまで来てしまっている「村上春樹」。
かつてブンガクなオトナから敬遠されてた彼が今や日本を代表する作家となっているように、セカチュー(のような「春樹チルドレン」達)もいつか保守本流となる日が来るのだろうか。
「誰か助けてくださーい!」の方が好きだけど。

「中二階」参議院議員山本一太

確かに言い得て妙であると言えなくもない。
でも、こんな称号つけられるくらいなら「変人・軍人」の方がマシだろうなぁ。
まぁ、あれも「凡人」を背負わされるとたまったものじゃないが。

「って言うじゃない…」「○○斬り!!」「…残念!!」波田陽区

ギター侍は独特の味があって嫌いじゃないけど、こういう一発ネタ系は風化も早いからなぁ。歴史に残すのはどうかとも思う。
「間違いない」の方が口に出る回数は多かっただろうけど…一年って長いね。
個人的にはパペットマペットとかが好きなんだが…流行語にはならないな。

「負け犬」酒井順子

だが、日本の経済を支えているのがその「負け犬」達であることもまた事実。らしい。

「冬ソナ」萩原聖人田中美里

「韓流」の方が良かったような気もする。
今の狂騒は決して「韓国ブーム」ではない。騒いでるオバちゃん達は別に韓国文化が好きなわけでも韓国人が好きなわけでもないだろう。ただ昔懐かしいストーリーと良い男とを自分達流に楽しんでいるだけ。そういう意味では、「日韓交流」の妨げですらあるのかもしれない。
マッチョ化が激しく叩かれたりする日本での騒がれ方を、ペ・ヨンジュン本人もかなり迷惑がっているように見える。兵役に就いてない事もあるし、今の韓国映画界の流行の流れとか見ても、軟弱な男のイメージに留まるのは嫌なんじゃないか思うけれど。
まぁ、あまり事情に詳しくもないし、どうでもいいか。