最終回

あそこで頼朝に泣かれてしまったら、義経は情においても頼朝に負けたってことになるんじゃないか（笑）

結局、主役にジャニーズアイドルを配置したためにどうしてもそうは見えないノリになってしまったというだけで、実際には今回の義経の脚本はこれでもかとばかりに「ダメ義経」を描いてた気がする。
追い詰められて自害する前に思い出す清盛の言葉が「夢を実現するには力がいる」だもんなぁ。「ボク無力でした。ゴメンナサイ」というみじめさだけが残った。

「ダメ義経」自体は源平物においてはむしろ定番とも言える描写なのだが、仮にも大河の主役として他の並み居る名配役の良キャラを差し置いて出番増やしてるんだから、もうちょっと描き方を考えて欲しかった。
同じヘタレキャラでも「利家とまつ」の唐沢利家の最終回のヘタレっぷりは爽やかで感動すらあったというのに（笑）