[News]世界系日記

インド洋の地震は直接死者だけで10万人を超すかもしれない。
塩水の上陸による飲料水や食料供給の途絶、水浸しになったことによる伝染病の蔓延。観光をはじめとする産業の壊滅などの要因による二次的な死者を考えたら、20万、30万という数字に膨れ上がるかもしれない。

干ばつなどの緩やかで長期的なものを別とすれば、自然災害の規模としては人類史上最大の恐怖であったかもしれない。
救いを求める人々の心は、切実だと思う。

それに応えるように、アメリカが音頭を取って、日米豪印4カ国による国際支援のコアを結成した、との米大統領演説があった。
地震災害の恐怖を一番知っているはずの日本は、またしても主体的な行動を取れなかったわけだ。
恐らく、最終的に4カ国で最も金を出すのは日本になるだろう。だが、人々の感謝はあくまでもまず米国に向けられる。「顔の見える支援」という言葉の意味を、日本政府はまたも考えていなかった、ということだろう。
数百数千万の金を使って役にも立たない軍艦派遣し、死体を一つ回収した、なんてことにどれほどの意味があると言うのだ。

今日もパレスチナで、イラクで、チェチェンで、世界のあちこちで人が死んでる。
でも、そんな騒ぎよりも、正月の準備と大掃除の方が切実。お茶飲んでお酒飲んで、お気楽極楽。