「ブラザーフッド」のほうが…

どっちを見ようか散々悩んだ末、「弟」を見ることに。でも、見終わってみると失敗だったかな、と。

別に「弟」がつまらないというわけではないのだけれど、余りに美化されすぎた話ばかりで、「ドラマ」としては少し盛り上がりに欠ける部分があるように思う。
まぁ、このドラマ自体が「石原裕次郎」と同じ時間を生きた人達のノスタルジーに訴えかけるものとして作られてる以上、そうでない世代の我々に響いてこないのはある意味当然なのかもしれないが…

加えて、役者が大物ぞろいで皆いい演技をしているのも分かるのだが、実際に作中に出てくる人が別人の役で出てくるというトリッキーな仕掛けが、ドラマへの集中力を少し乱していたような気もする。
余談だが、石原義純はハマってて面白かったなぁ。坂口憲二はちゃんと髪を渡カットにして欲しかった。あと、舘ひろしはちょっと態度悪すぎやしませんか。慶応の医者は皆あんなんですか、と。

それにしても、宝酒造はいい買い物をしたな…