褒め殺死

他人を褒めるのが結構上手いと思う。
他人の特性を掴めているから、というのもあるけど、普段滅多に褒めることをしないのに、いざ褒めるとなると気持ち悪いほどの過剰な褒め方をするのが効果的だからだろう。

他人を褒めるのはあまり好きではない。
自分の特性より優れた相手でなければ本気で褒める気にはならない。でも、例えそうであったとしても、やっぱり褒めるという行為は強者に擦り寄る行為だという気がするから。

最近、他人を褒めることが多くなってきた。
度量がついたからではなく、自分自身に対する評価が下がっているからだろう。

敗北主義的凡人で満たされれば、世界は平和になるかもしれない。
多分2世代くらいで絶滅するだろうけど。